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ADSL加入者数200万人超える
―ADSL回線事業者の加入者数調査―
上位4社で76%を占有。シェア争いは激化
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マルチメディア総合研究所がまとめた2002年2月末段階でのADSL回線事業者の加入者数調査によると、ブロードバンドの代表的なサービスであるADSLの接続サービス加入者件数は、2月末で207万6,300件と200万人の大台を突破した。昨年12月末には152万4,300件だったが、この2カ月間で55万2,000件増加した。昨年9月末からの5カ月間平均では月間28万5,000人のペースで増え、IT(情報技術)不況の中にあって、相変わらずの増勢を持続している。
■首位のYahoo!BBはシェア21.9% 、ISPとの連携サービスでACCAが躍進
1位となったBBテクノロジーのYahoo!BBは45万5,000件で、シェア21.9%を確保している。同社は昨年6月に予約を開始し、9月に商用サービスに入った後発組だが、早くも昨年11月末の時点でNTT東日本を抜いて業界トップに立ち、以来4カ月連続で1位の座を守っている。しかし、Yahoo!BBの低価格サービスで顧客を奪われた他のADSL事業者やISP(インターネット・サービス・プロバイダー)も相次いで値下げに踏み切ったため、現在では価格差も縮まっている。他社が積極的に値下げや期間限定の割引キャンペーンを展開し始めた効果が昨年12月頃から表れ始め、NTT東日本とNTT西日本のフレッツADSL、アッカ・ネットワークス、イー・アクセスのサービスも加入者を伸ばしている。BBテクノロジーは現在、加入申し込みから開通までの期間短縮を図るキャンペーンを実施し、CSの向上を図っている。さらにソフトバンクがベスト電器、ヤマダ電機と提携し、Yahoo!BBとのブロードバンドサービスを販売する合弁会社を4月に設立する予定で、販路拡大からシェア1位の座を死守する構えだ。
アッカ・ネットワークスはOCNやSo-netなどISPとの連携が好調である。1月と2月の月間増加数は、それぞれ6万2,000件、8万6,000件で、ともにNTT東を大きく凌いで連続して首位になり、先行していたイー・アクセスを抑えて4位に躍進した。02年2月末の加入者は29万8,000件で、シェア14.4%。わずか2カ月間でほぼ2倍に増加し、シェアも4.5ポイント伸ばしている。ACCAのADSLサービスを提供しているISP各社はアッカ・ネットワークスと連携して期間限定割引キャンペーンなどを実施しており、Yahoo!BBのサービスとの価格差を縮めてきた。さらにNTT局舎内の工事状況が改善された結果、開通の遅れも解消しつつある。3月中旬にアッカ・ネットワークスは総額約116億円の第三者割当増資を実施し、加入者増加による設備投資にも対応できる態勢をつくっている。ISPの受注状況から判断すると今後もアッカ・ネットワークスのシェアは増加する見通しにあり、BBテクノロジー、NTT東日本、NTT西日本、アッカ・ネットワークスの大手4社によるシェア争いはさらに激化しそうだ。さらに5位のイー・アクセス、6位の日本テレコムも順調に加入者を伸ばしており、大手6事業者が今後も拡大するADSL市場を牽引すると考えられる。
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